Mの物語 (プリマMの27年間を描く大河小説)  ―ブログ版「官能のプリマ」はこちら。毎日更新中(内容は同じです)。―

Version01:M
広告代理店に勤めるキャリアウーマンのMは、ある日高名なカメラマンと出会う。彼のスタジオでの出来事は、Mの人生を180度変えてしまうものだった。「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ第一番」の旋律に乗せて、"プリマ"Mが誕生するまでの経緯を書いた、官能のプリマ序章。

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目次
序章
01.Mに問う声
02.カメラマン
03.プリマ誕生
04.ヴァイオリン
05.逆転
06.記念写真
07.暴虐
08.官能の果て
09.崩壊
10.断崖
Version02:ピアノ
大学受験を控えたある真面目な少年が出合ったのは、あの凄惨な事件から生還したMだった。Mと両親との倒錯的で淫靡な生活を垣間見た少年が求めた結末とは。「スケルツォ第二番変ロ短調」を弾く18歳の少年の目から見たMの生き様を綴る衝撃の第2幕。

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01.ピアニスト
02.歯医者
03.マスターベーション
04.挑まれる性
05.高まる期待
06.官能の宴
07.後始末
08.逆さ吊り
09.狂乱家族
10.囚われ人
11.海へ
Version03:廃鉱
歯科医一家と別れたMは、山奥の鉱山に暮らす分校の児童3人組や、廃鉱に関わる様々な人と結びついていく。「モーツァルトの弦楽五重奏曲第四番ト短調」の流れる古い町を舞台に、命を懸けて戦うMと、彼女を巡る人々とで奏でるアルペジオが巻き起こす、奇跡と感動の物語。

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01.鉱山の町
02.緑化屋
03.陶芸屋
04.渓谷
05.演奏会
06.役場
07.分校
08.通洞坑(1)
09.事務所
10.修太
11.通洞坑(2)
12.助役
13.通洞坑(3)
14.登り窯
15.夏祭り
Version04:卒業
廃鉱事件から03年後。明治時代の栄華を色濃く残す退廃的なとある街のSMカウンセリングクラブにて、少女を脱ぎ捨てることにこだわる祐子、祐子に自身の投影を見るM、医大生となったピアニストの3人の人生が交差する。彼らが見届けた3つの死と青春とは。

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01.命門学院
02.オートバイ
03.演技者の記憶
04.看護人の手腕
05.初舞台に上がれ
06.祐子の見聞録
07.煉瓦蔵の裏で
08.改めての招待
09.五年遅れの卒業
10.みんな闇の中
Version05:野望
一人で生きる道を35年間走り続けたMは、しがらみに捕らわれつつも、他者に頼らない自己実現を求める。女と女の性交、男と男の性交の中で。すがる物を求めることはいけないことなのだろうか。現実を見つめる者と夢を追いかける者の対立を描く、激動の第5部。

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目次
01.予期せぬ再会
02.事業団と医師
03.それぞれの夜
04.突然の招き
05.遅すぎる少年時代
06.ドーム館の黄昏
07.鋸屋根工場に語る
08.もう一つの再会
09.巨樹は倒れるままに
Version06:強奪
40歳になったMが祐子達の住む市で再会したのは、左翼グループ「シュータ」のリーダーとなった修太と、あのピアニストだった。シュータの虜囚となったMは、不条理な生活を強いられる中で、生涯の友を得る。武装軍団シュータの目指す理想の社会とその終着点はどこ?現金強奪事件の真犯人は?スリルとサスペンスのスペクタクル巨編。

PDF版ダウンロード(A4・155頁)
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01.葬儀社
02.神ながらの道
03.爆破
04.虜囚
05.友の肌合い
06.山岳アジト
07.山の生活
08.新しい提案
09.強盗団
10.現金強奪
11.集結地
12.ひとすじの道
Version07:婚姻
元遊郭の古アパートで出会った粋な老人達と共に、普通の生活を始めたM。官能に生き続けてきたMが選んだ結婚相手は誰?切ないラブレターに綴られた真実の愛の行方は?春の月夜に聞いた「第三番ホ長調・別れの曲」のメロディーが、今も彼女の胸に鳴り響く・・・悲しく切ない、珠玉のラブストーリー。

PDF版ダウンロード(A4・111頁)
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01.解放
02.富士見荘
03.内職
04.面会
05.婚姻届
06.義父母
07.結婚
08.試練
09.事情聴取
10.告別
Version08:祭り
シュータの忘れ形見である幼子進太は、父の不在と母の虐待から、3頭のキリンに理想の家族像を見出し、同時に他人であるMを慕うようになる。家族とはなんだろう。未だ自立できぬ母と、愛を求める幼子の一家に翻弄されるMと祐子。ラヴェルの「ボレロ」のように繰り返す重い現実を、明るい祭囃子が彩る第8部。

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01.キリン
02.母子
03.商談
04.憎悪
05.ショー
06.八木節
07.稽古
08.デザイナー
09.祖父
10.面談
11.祭り
Version09:拉致
ピアニストの学友であり、カメラマンの声を持つ検事・名淵と出会ったM。一方、ひとり空白の人生を歩む進太は、チハルに父性を感じ人生の教えを請う。人との関わり方を手探りで探す進太少年の答えはどこに?今、M、チハル、歯科医ら様々な大人達から進太に託される、未来への希望。

PDF版ダウンロード(A4・120頁)
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目次
01.クレードール
02.ワサビ田
03.拉致
04.監禁
05.飼育
06.それぞれの思い
07.もう一つの拉致
08.終焉
09.河童神社
Version10:巡礼
Mが失踪した。養子である進太は、Mの足跡を辿る巡礼の旅に出る。友との出会い、次々と明らかにされていくMの真実。そしてついに進太は、Mの出生地へとたどり着く。魅了の魔法が解ける時…。進太と、Mを取り巻く人々から見た、"プリマ"Mのもうひとつの素顔を活き活きと描く、感動のプリマM最終章。

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目次
メール
01.築三百年の屋敷
02.ピアニストと呼ばれた少年
03.鉱山の町
04.クラブ・ペインクリニックの集い
05.過去から届いた薬
06.海炭市へ
07.父の妄執
08.海辺の情景
09.旅立ちの予感
10.夕日のきれいな町
11.心を病む人
12.物語の始まり
メール


ご注意

◎未成年者様
 「官能のプリマ」は文学作品ですが、性の描写が濃厚になされています。
 自己責任でお読みください。

◎知的所有権
 本作品の著作権は、作者アカマルに帰属しています。
 個人的な読書以外の使用を禁止します。

◎フィクション
 本作品の内容はすべてフィクションです。現実との関係について責任は負いません。


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